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秘密

今日職場へ行くと、

たくさんのお客様が見えていました。

その中の一人、70歳代のお客様に、

あることを尋ねられました。

「失礼ですが、足が悪いのですか?」

両足を脱臼して生まれてきた私は、

そのことを説明しました。

お客様のお話によると、

お客様の娘さんも私と同様に、

生まれつき両足を脱臼しているということでした。

お客様が涙ぐんでおっしゃられたことは、

学生時代、みんながその方の歩き方をまねして、

よくからかわれたのが悲しかったということ。

彼女はそのことを、50歳を過ぎるまで、

母親にも言わず、胸に秘めていたそうです。

そのことが悲しいとおっしゃっていました。

また運動会の時は、

先生が休みを許可せずに、

みんなと同じように走ることができない自分に、

随分お悩みになったということでした。

その先生のお子様も、

足に障害を持ったそうで、

今なら娘の気持ちをわかってくれたでしょうか。

そうお客様は涙ぐみます。

可哀想だという言葉をお客様は繰り返していましたが、

私には彼女を我が身のように理解することができます。

私も親に心配させたくない、

泣いている顔を見せたくない一心で、

どんな時も明るく、明るく、振舞っていました。

ですが明子になるまで、

心の中で泣いた日はどれだけあったでしょうか。

強いね。

立派だね。

と言われるようになるまで、

どれだけの秘密を胸に隠し持ったでしょうか。

ですがその秘密が、

いつしか自分の誇りとなり、

私という人間を支えてくれるようになりました。

どこかで生きていらっしゃる娘さんに、

心からのエールを送ります。

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2009-08-19(Wed)
 

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明子さんお久しぶりです。体の具合いかがですか?
生まれ付き体が不自由な方の気持ちをすべて理解出来ませんが、明子さんもそのお子様も沢山の人に言えない気持ちを経験し、自分の痛みを知り、相手の痛みもわかるようになっているのですね。相手の気持ちになって考え行動する事は簡単ではないですね。考えてても行動出来ないのです。明子さんは今までの苦しい経験があるから前を向いた強い生き方が出来るのだ思いました。きっとそのお子様も強く生きていると思います。
2009-08-19 06:35 | 純香 | URL   [ 編集 ]

No title

こんにちわ
私も幼き頃飲んだ副作用で片方の耳の聴覚をうしなっております。
日常生活にはさほど影響ないようですが、両親はそのことがわかった時悩んだようです
障害を抱えている方の御苦労は大変なものと察します
暑い日が続きます
頑張ってください
2009-08-19 09:11 | 井上 | URL   [ 編集 ]

No title

そうですね
皆さん必至に毎日を生きているんですね。私も勇気をもらいました


2009-08-19 14:02 | マスオ | URL   [ 編集 ]

純香さん
お久さしぶりです。コメントをありがとうございます。相手の気持ちを考えてたとえ行動できないとしても、理解しようという心があれば、その気持ちは必ず相手に伝わり、プラスの力が生まれるのではないでしょうか。健常者であれ、障害を持つ者であれ、同じですね。理解してもらえなければ傷つくし、認めてもらえば幸せを感じることができます。
私には純香さんのように、応援してくださる方がいて本当に幸せです。



井上さん。
いつも私を励ましてくれる井上さんに、そのような事実があると知って驚いています。また薬の副作用が原因ということで、井上さんの心中をお察しします。
時に生きることが大変なのは障害を持っていない人にとってもそうなんですよね。
苦労の選択が、障害なのか、それとも別のところにあるのか。健常者と障害を持つ者の違いはそこにあるのかもしれません。だから前に進めます。



マスオさん。
お久しぶりです。コメントをありがとうございます。
毎日必至で生きていけば、必ず大きな幸福に辿りつくと私は信じています。お互いがんばりましょう。
2009-08-20 00:01 | 明子 | URL   [ 編集 ]

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